
・SEOに影響するらしいけど何をどうやって設定したらSEO対策になるの?
・他の記事を参考に設定してみたけど何が正解か分からない
SEO対策のプラグインであり、WordPressでブログ運営を行うなら必須のプラグイン「All in One SEO Pack」に関する上記のような悩みについてお答えしていきます。
サイト運営の要であるSEO、SEO対策を行う上で基本的な要素の一つであるAll in One SEO Packプラグインの設定方法についてご紹介します。
当プラグインの設定項目は非常に多く、出てくる用語やそれら機能が果たす役割について、ブログを始めたばかりの方にとっては分かりにくいものとなっています。
しかし、All in One SEO Packの設定を疎かにすればSEOに影響し、セッションも伸びないままでブログを挫折してしまうことになりかねません。
ブログ初心者の方でもすぐに内容を理解できるように解説していきますので、是非この記事を参考に当プラグインの設定を攻略していきましょう!
All in One SEO Packでは次のようなことができます。
- SEO対策の基本的なこと
- Google Search ConsoleとGoogle Analyticsとの連携
- XMLサイトマップの基本的な設定
- SNSとの連動設定
この記事で、
- プラグインのインストールと有効化
- 一般設定の内容
- XMLサイトマップの設定内容
- ソーシャルメディアの設定内容
以上の4つについて一気に理解できるようになっています。
少々長くなりますが頑張って設定していきましょう!
プラグインを導入する前には、以下記事を参考にWordPressのバックアップを取っておきましょう!
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【専門知識不要】WordPressでのバックアップの取り方とUpdraftPlusの使い方
続きを見る
プラグインのインストールと有効化
それではまず、プラグインのインストールと有効化作業をしていきましょう。
「WordPress管理画面」→「プラグイン」→「新規追加」→「検索窓にて"All in One SEO Pack"と検索」→「今すぐインストール」→「有効化」
インストールと有効化が完了したら、WoedPress管理画面の左サイドメニューバーに「All in One SEO」という項目があればインストールと有効化は無事完了です!
一般設定
では、ここから本題のプラグインの設定方法についてみていきましょう。
一般設定では次の項目を順に設定していきます。
- 一般設定
- ホームページ設定
- タイトル設定
- コンテンツタイプ設定
- 表示設定
- ウェブマスター認証
- Googleアナリティクス
- SchemaSettings
- Noindex設定
- 詳細設定
- キーワード設定
まずは、上画像のようにWordPress管理画面の左サイドメニューバーに「All in One SEO Pack」があることを確認し、カーソルを合わせると右側に6項目のメニューが出現すると思うので、その一番上の「一般設定」をクリックしましょう。
他の記事で同じようにAll in One SEO Packの設定方法を紹介している記事が多数ありますが、記事によってはプラグインのバージョンが古い状態のまま紹介している記事があり、一部表記や項目が異なっています。今回僕がご紹介する記事は現時点(2020.8.10)でのバージョンの設定例です!
【一般設定】一般設定
1:カノ二カルURL
カノ二カルURLとは、ページ内容が類似もしくは重複しているURL(httpとhttpsなど)が複数存在する場合に、検索エンジンからの評価を落とさないよう正規化(カノ二カル)することによってURLを正しく認識させるもののことです。
普通に一からコードを書いてサイト制作をしていく場合はcanonicalタグというものを使用して対策をするのですが、WordPressにおけるAll in One SEO Packではこれを自動的に行ってくれます。
ということで、チェックを入れましょう!
2:Canonical URLをページ送りしない
「ページ送り」とは、1つの記事を複数のページに分割している場合に最初のページのみ検索エンジンに登録するための機能です。
基本的にブログ運営を目的としている場合は使用することはありませんのでチェックはなしでOKです。
3:デフォルトのタイトルを利用する
「無効」にチェックを入れましょう。
タイトル設定をテーマの機能設定や他のプラグインで指定する場合のみ「有効」にチェックを入れましょう。
All in One SEO Packで設定する場合は「無効」にしましょう。
4:重要なイベントを記録する
ログを保存するための機能です。
バグが発生した時などログを確認したい場合はチェックを入れましょう。
一般的にはチェックなしでOKです。
【一般設定】ホームページ設定
ホームページ設定では、検索結果に表示されるサイトタイトルやメタディスクリプションについて設定します。
これ一つの設定でSEOに大きく影響を与えるかといえばYESとは言えませんが、自分のサイトをどういったキーワードで上位表示させたいかは決めて設定した方がSEOを改善する上では有効です。
よく考えて書いていきましょう!
1:ホームタイトル
ブログのタイトル名を記入します。
検索結果に一覧で表示されるので、ユーザーに覚えてもらいやすいサイト名を考えるのが妥当ですね。
2:ホームのディスクリプション
サイト・ブログの全体像を説明するための記入欄です。
記事投稿する際にも、記事本文の後にAll in One SEOの設定項目で記事タイトルとメタディスクリプション(要約文)を記入する欄があるのですが、メタディスクリプションにSEOキーワードを入れておくと検索結果に上位表示されやすいのではないかという考えがあります。
この項目においても、ブログの内容を分かりやすく説明するだけでなく、SEOキーワードをいくつか入れておくとSEO的に効果的だといえるでしょう。
また、ホームディスクリプションの最大字数は160字となっておりますが、ホームディスクリプション(要約)は基本的に120字以内で収めるようにしましょう!
これは記事投稿におけるメタディスクリプションにおいても同じです。
3:固定フロントページを代用
基本的には「無効」にチェックを入れます。
フロントページ(ブログのトップページ)を「固定ページ」にて作成している方はここにチェックを入れておきましょう。
フロントページを固定ページで作成していない方は「無効」で問題ありません。
【一般設定】タイトル設定
この項目ではサイトタイトルをどのように表示させるか指定できます。
項目がたくさんありますが全部デフォルト、そのままでOKです。
【一般設定】コンテンツタイプ設定
All in One SEO Packに適用させるコンテンツの種類を選択できます。
「投稿」と「固定ページ」にチェックを入れましょう!
それ以外はチェックなしでOKです。
【一般設定】表示設定
この項目ではAll in One SEOの「SEOタイトル(記事タイトル)」「SEOディスクリプション(メタディスクリプション)」「SEOキーワード(メタキーワード)」の入力フォームを表示させることができます。
コンテンツタイプ設定でチェックを入れた項目と同じ項目にチェックで問題ありません!
【一般設定】ウェブマスター認証
ウェブマスター認証では、検索エンジンの解析ツールを登録できます。
代表的な検索エンジンのみ登録しておけば問題ありません。
基本的には全てデフォルト、空白でOKですが、2項目だけ説明を加えておきます。
Google Search Console
Google Search Consoleは以下記事を参考に登録できます。
「Google Search Console」は、Googleが無料で提供しているサイト解析ツールです。
サーチコンソールの登録設定がまだの方は以下記事を参考に登録を済ませておきましょう!
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【WordPress】Googleサーチコンソールの設定方法とブログへの連携を超解説
続きを見る
上記事を参考に、サーチコンソールツールの認証とWordPressの連携が済んでいる方はウェブマスター認証での入力は不要です!
空白のまま次に進んでOKです。
Bing Webmaster Tools
Microsoftが提供する検索エンジン「Bing」での解析ツールのコードをこちらで入力して登録できます。
一般的には、Bingを検索エンジンとして使用しているユーザーは多くはないイメージなので、Google Search Consoleのみ登録しておけば事足りるかと思われます。
もし、Bingでもアクセス流入を調べたければBingウェブマスターツールを登録しておきましょう。
Pinterestサイトの確認
空白でOKです。
Yandex Webmaster Tools
空白でOKです。
Baidu Webmaster Tools
空白でOKです。
【一般設定】Googleアナリティクス
こちらではGoogle Analyticsの設定を行って行きます。
Google Analyticsは、ブログやWebサイトのアクセスを解析できるツールになっています。
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの違いは、前者が”Webサイト流入前”のサイト自体を解析でき(検索結果やクロールの状況など)、後者が”自分のブログやサイトにユーザーが流入してきた後”のサイト内のアクセスの状態を解析できます。
では、それぞれみていきましょう。
1:GoogleアナリティクスID
この作業とは別に、Googleアナリティクスの登録とWordPressへの連携を行う必要があります。
Googleアナリティクスの登録と連携がまだの方は以下記事から済ませちゃいましょう!
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【WordPress】Googleアナリティクスの導入とブログへの連携・設定方法をサラッと解説
続きを見る
登録と連携を済ませたらGoogleアナリティクスIDが発行されるので「UA-〜」と書かれた数字の羅列をコピーして貼り付けましょう。
2:高度な分析オプション
「有効」を選択します。
すると、以下から設定項目がいくつか出現しますのでそれぞれ設定していきます。
3:ドメインのトラッキング
空欄でOKです。
4:Track Multiple Domains
チェックなしでOKです。
5:IPアドレスを匿名化する
チェックなしでOKです。
6:広告主のトラッキングを表示する
チェックなしでOKです。
7:トラッキングからユーザーを除外する
トラッキングとは、特定の情報を収集するためにユーザーの行動を追跡することです。
WordPressによるブログ運営では、自分以外にも他のメンバー(複数でサイト運営をしたりする時)もブログを編集・管理することができます。
この項目ではサイト自体の現状やアクセス数を正確に解析したいので、自分や他の管理者のアクセスが解析ツールに認識されないようにする必要があります。
なので、全てにチェックを入れます。
他の方のブログでは、「Administrator(管理者)」や「Author(投稿者)」のみチェックされている方を見かけますが、基本的には全てにチェックを入れておきましょう。
Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外する詳しい方法は以下記事で紹介してますので参考にどうぞ!
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【SEO】自分のアクセスをGoogleアナリティクスに反映させない方法
続きを見る
8:外部へのリンクを追跡する
チェックなしでOKです。
9:拡張リンク属性
チェックなしでOKです。
10:拡張eコマース
チェックなしでOKです。
【一般設定】Schema Settings
Schema(スキーマ)とは、データベースつまりはサイトの構造を指します。
よく意味が分かりませんが、以下で説明していきますので順番にみていきましょう!
1:Schema.orgマークアップを使用
「Schema.org」というマークアップ機能(テキストや文字装飾などをコンピュータに正しく認識してもらえるように意味付けしていくこと)を用いて、検索エンジンにWebサイトの構造を分かりやすく伝えるための機能が「Schema.org」です。
皆さんもよくGoogleを利用していると見かけたことが何度かあるかと思いますが、検索結果の右側に視覚的に自分のサイトが地図のように表示されるようになります。
赤枠で囲んだ名称を「ナレッジグラフ」といいます。
ナレッジグラフで自分のサイトが表示されるとユーザーにとって視覚的に目立ちやすくなり、この機能は入れるに越したことはありません。
なので、チェックを入れておきましょう。
2:サイトリンクの検索ボックスを表示する
ここにチェックを入れると自分のサイトの検索結果表示時に、以下のように検索ボックスが追加される可能性があります。
この機能も任意ですが、チェックを入れるに越したことはありませんのでチェックを入れておきましょう。
3:ソーシャルプロフィールのリンク
空白でOKです。
この項目では、ナレッジグラフで自分のサイトが表示された時に追加で任意のSNSアカウントを表示することができます。
追加したい場合は自分のSNSアカウントのURLを"1行ずつ"記入してください。
4:個人または組織
個人ブログの場合は「人」、複数人で運営している場合は「組織」を選択します。
個人でブログ運営をしていくなら「人」にチェックを入れましょう。
5:担当者の名前
「手動で入力」を選択します。
6:ユーザー名
ブログ運営で使用しているユーザーネームを記入しましょう。
僕なら「Naga」ですね。
7:ユーザーの画像
ブログ本体のアイキャッチ画像で使用している画像URLをコピペしておきましょう。
「WordPress管理画面」→「メディア」→「ライブラリ」
にて、自分がアップロードしたブログアイキャッチ画像を確認できるメディア画面に移行します。
すると、自分のアイキャッチ画像をクリックすると下画像のように画像URLを調べることができます。
これをコピペしましょう!
【一般設定】Noindex設定
ここではNoindex設定についてみていきます。
Noindexとは、検索エンジンにコンテンツ(記事)を登録させないようにすることです。
自分のサイトやブログの質を向上させるためには、検索エンジンから総合的に高い評価を受けなければなりません。
そのためにブログの質を高める必要があるのですが、質の低い記事やコンテンツがあると検索エンジンからのサイト評価を落としかねません。
その対策として、質が低かったり関連性の低いコンテンツをわざとNoindexすることによってサイト評価低下を防止する必要があるのです。
順番にみていきましょう。
1:NOINDEXをデフォルトにする
この項目は、導入しているプラグインによってチェックする項目数が異なってくるのですが、重要な点として「投稿」「固定ページ」にだけはチェックを入れてはいけません!
この2点にチェックを入れてしまうと、ブログの命である記事コンテンツでマネタイズすることができませんので注意してください。
それ以外の項目は人によってチェックする項目が異なります(導入しているプラグインによって異なるため)が、基本的には「メディア・添付ファイル」のみチェックを入れておきましょう。
本当に必要最低限のみのコンテンツを検索エンジンに登録しておきたいなら、「投稿」「固定ページ」以外の全ての項目にチェックを入れておきましょう。
とにかく、「投稿」「固定ページ」にチェックを入れなければOKです!
2:Default to NOFOLLOW
Web上では無数にある情報コンテンツを各検索エンジンの"クローラー(ロボット)"が情報を巡回していくことでサイト情報を収集していき、重要なコンテンツを分別し登録していきます。
Nofollowというのは、そのコンテンツのリンク先にクローラーを巡らせないようにすることです。
設定する項目はNoindexで設定した項目と同じでOKです。
3:カテゴリーにNoindexを使用する
チェックするかは任意ですが、僕はチェックを外すべきだと考えています。
理由は、カテゴリーページには投稿ページで作成したコンテンツからリンク効果が集まる可能性があるためSEO的に外した方が良いと思うからです。
4:日付別アーカイブにnoindexを使用する
チェックを入れましょう。
"日付"のアーカイブ(過去の記事)をインデックスしてもあまり意味はありません。
5:投稿者アーカイブにnoindexを使用する
チェックを入れましょう。
チェックを外す場合は、複数人でブログを運営していて投稿者ごとに記事一覧ページを表示させる場合や投稿者に有名な方がいる場合のみです。
個人でブログ運営を行っている場合、企業・団体として全記事を公開している場合はNoindexにします。
6:タグアーカイブにnoindexを使用する
タグ自体にSEOキーワードを使用している場合はインデックスさせておきましょう。
タグを使用していない場合はチェックを入れましょう。
タグを使用していてもSEOキーワードで登録していない場合はチェックで問題ないでしょう。
7:検索ページにnoindexを使用する
チェックを入れましょう。
検索ページをインデックスしてしまうとコンテンツ重複とみなされる可能性があるためです。
8:404ページにnoindexを使用する
チェックを入れましょう。
404ページとは、存在しないページに誤ってアクセスしてしまった場合に表示されるページのことです。
9:ページ/投稿のページ送りにnoindexを使用する
チェックを入れましょう。
ページ送りとは、その一つのコンテンツ(記事)に対してページが複数ある場合、ページ一番下に1、2、3・・・とページ数に合わせた数字が表示され、ナビゲーション機能を果たす役割のもので、現在のページ位置を表示するものです。
一覧ページにて記事数が増えてくるとページ数が多くなり、その際に1ページ目、2ページ、それ以降のページ全てにインデックスしてしまうと重複コンテンツとして扱われる可能性があるためです。
10:固定ページ/投稿のページ送りにnofollowを使用する
僕はチェックを外しておきました。
入れるか外すかは任意ですが、ページ送りはインデックスさせると重複コンテンツとしてみなされる可能性があるためnoindexさせました。
しかし、クロールさせないパターンとしてあるのが、「信頼できないコンテンツにリンクする場合」「有料リンクの場合」「クロールを最適化して重要ページの評価を上げたい場合」であり、当ブログではどれにも該当しないのでページ送りにnofollowさせなくても問題ないと考えました。
【一般設定】詳細設定
この項目では、「ディスクリプションを自動生成する」のみにチェックを入れておきましょう。
「ディスクリプションを自動生成する」にチェックを入れると、記事本文または抜粋に入力した内容からディスクリプション(要約)を自動生成します。
通常は、記事投稿の際に記事本文下にあるAll in One SEOの設定欄にディスクリプションを手動入力していくのでチェックは必要ありませんが、ページ数が多く全てのページに個別の要約が必要の際はチェックしておくと手間が省けます。
他の項目は全てデフォルトのまま、空白でOKです。
特に使用する機会はありません。
【一般設定】キーワード設定
この項目では、各ページがどのキーワードでSEO対策をしているかを認識できるようキーワード設定できるようになっています。
しかし、現在のGoogle検索エンジンではキーワードはSEOに考慮されていないので「無効」にチェックで問題ありません。
最後に、「設定を更新」をクリックして保存しましょう。
これで一般設定は完了です!
パフォーマンス
「パフォーマンス」は、All in One SEOのシステムの状態確認とSEOに関するパフォーマンスの最適化設定を行うことができます。
- メモリ上限を上げる
- 実行時間を延長する
- 強制的にリライトする
それぞれ設定できる項目がありますが、何も触らずにデフォルトの状態でOKです。
その下にある「システム状況」では、自分が管理しているWordPressのシステム状況、プラグインの状態が一覧で表示、閲覧できるようになっています。
XMLサイトマップ
ここからは「XMLサイトマップ」についてみていきます。
XMLサイトマップとは、「Webサイト全体の構成を一つにまとめたファイル」のことです。
果たす役割は、Webサイト内の各URLとそのサイトのURLの優先度や更新日が記載されたxmlという形式のファイルにまとめることで、それらxmlファイルに検索エンジンのクローラーが巡回することで各URLが登録されやすくります。
ブログやサイトへの検索流入を増やすために必須となっていますので必ず設定しておきましょう!
まず、All in One SEOのメニュー欄にXMLサイトマップの設定項目が無い方は有効化の作業を行っていきます。
「All in One SEOサイドメニュー」→「機能管理」→「XMLサイトマップ」→「Activateをクリック」
以上の手順でXMLサイトマップをアクティベートするとAll in One SEOのサイドメニュー欄に「XMLサイトマップ」が追加されますので、これをクリックして設定画面に移行しましょう。
【XMLサイトマップ】XMLサイトマップ
XMLサイトマップの詳細設定をこちらで設定していきます。
1:更新を予約
XMLサイトマップを更新する頻度を「毎日・毎週・月」から指定できます。
自分のブログの更新頻度に合わせて選択しましょう。
2:サイトマップインデックスを有効化
チェックは不要です。
ただし、一つのサイト・ブログの記事数が50,000件以上ある場合のみチェックを入れます。
1つのxmlファイルには50,000件以上登録することができず、それを超える場合にサイトマップインデックスを有効化することでxmlファイルを分割して登録することができます。
3:投稿タイプ
XMLファイルに登録する投稿タイプを選択します。
「投稿」「固定ページ」の2つにチェックをしましょう。
4:タクソノミー
「カテゴリー」にチェックを入れましょう。
ただし、記事を「カテゴリー」ではなく「タグ」によって分類・管理している方は「タグ」にチェックを入れましょう。
5:日付アーカイブページを含める
チェックは不要です。
6:投稿者ページを含める
チェックは不要です。
7:画像を除外
チェックは不要です。
8:サイトマップを自動的に生成
チェックを入れましょう。
これにチェックするとAll in One SEOでXMLサイトマップを自動的に生成してくれます。
【XMLサイトマップ】Additional Sitemaps
「RSSサイトマップを作成」にチェックを入れておきましょう。
RSSはブログの更新情報を配信するための機能です。
RSSを登録している方はチェックしておきましょう。
その他の項目はデフォルトでOKです。
【XMLサイトマップ】追加ページ
WordPressを介さずに作成したページが別にあればこちらで登録することができます。
何もなければ全てデフォルトでOKです。
追加した場合は以下のように設定していきましょう。
ページURL
追加したいページURLを記入します。
ページ優先度
重要なページであればあるほど数値を1.0に近付けてください。
ページ頻度
そのページの更新頻度に合わせて設定しましょう。
最終編集日
そのページの最終編集日を登録すれば、以上でXMLサイトマップにそのページが登録されます。
【XMLサイトマップ】除外項目
ここでは除外するカテゴリーやタグ、ページを指定できます。
特に除外する項目がなければデフォルト、空白でOKです。
除外単語
空欄にカーソルを合わせるとWordPressに登録したカテゴリーやタグの一覧が現れます。
除外したい項目があればここで指定しましょう。
除外ページ
除外するページを指定できます。
WordPress管理画面の「投稿一覧」からページIDを調べてここに記入すれば、そのページが除外されます。
【XMLサイトマップ】優先順位
全てデフォルト、「上書きしない」でOKです。
【XMLサイトマップ】頻度
こちらも全てデフォルト、「上書きしない」でOKです。
最後に、「サイトマップを更新」をクリックしてXMLサイトマップの設定は完了です!
XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに登録する
最後の仕上げとして、作成したXMLサイトマップをGoogle Search Consoleに登録して検索エンジンのクローラーにXMLサイトマップを巡回してもらえるように作業していきましょう!
Google Search Consoleを利用するには、自分のブログとGoogle Search Consoleを連携しなければなりません。
その設定と連携が済んでいない方は以下記事を参考に設定していきましょう!
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【WordPress】Googleサーチコンソールの設定方法とブログへの連携を超解説
続きを見る
それではXMLサイトマップを登録する作業に入っていきます。
Google Search Consoleを開き、自分のブログと連携しているアカウントでログインしましょう。
ログインしたら左メニューの「サイトマップ」をクリックしましょう。
すると、上画像のような画面に移行しますので、「新しいサイトマップの追加」という欄に自分のブログURLが記入されていると思うのでその右横から「sitemap.xml」と入力し右の「送信」をクリックしましょう。
「送信」をクリックしたら、"サイトマップを送信しました"と表示されるので、「OK」をクリックしましょう。
送信したサイトマップが上画像のように、ステータス欄に「成功しました」と表示されていれば無事にサイトマップがGoogle Search Consoleに登録されました!
これで、「頻度」にて設定した期間(「毎日」なら毎日)に合わせてXMLサイトマップを検索エンジンに自動的に通知するようになります。
以上で、XMLサイトマップとGoogle Search Consoleとの連携は完了です!
ソーシャルメディア
ここからは「ソーシャルメディア」について説明していきます。
ソーシャルメディア、つまりはSNSとの連携です。
自分のブログに来てもらうための手段としては「検索エンジン」からの流入が一般的ですが、TwitterやFacebookを上手に運用してフォロワーを増やせば、SNSからの流入は非常に強力な手段となってきます。
また、SNSからの流入もGoogleの評価対象になっているのでSNSを活用しない手はありません。
ソーシャルメディア設定についてしっかりと理解してSNSとの連携を図っていきましょう!
このソーシャルメディア設定でできることは、TwitterやFacebookで自分のブログを紹介する時にサムネイル画像や説明文をどのように表示させるかを自分でカスタマイズできるようになっています。
では、まずソーシャルメディアの導入方法からみていきましょう。
XMLサイトマップと同様に、All in One SEOのメニュー欄に「ソーシャルメディア」プラグインが無い方は有効化の作業を済ませましょう!
「All in One SEOサイドメニュー」→「機能管理」→「ソーシャルメディア」→「Activateをクリック」
上記の通りソーシャルメディアのアクティベートまで済みましたら、All in One SEOメニュー欄にある「ソーシャルメディア」をクリックして設定画面まで進みましょう!
【ソーシャルメディア】ホームページ設定
1:AIOSEOのTitleとDescriptionを使用する
ここにチェックを入れましょう。
ここにチェックを入れると、「一般設定」で記入したホームタイトルとホームディスクリプションがSNSで記事をシェアした際に反映されます。
何もチェックを入れてなければ、「初期状態」のような画面になっています。
チェックを入れたら自動的に「チェック後」の画面に移行します。
2:サイト名
自分のブログ名を記入しましょう。
3:ホーム画像
SNSで記事シェアした際に反映されるアイキャッチ画像がここで設定できます。
「画像をアップロード」をクリックしてアイキャッチ画像を設定しましょう。
ただし、Facebookでシェアされる際はFacebook内での画像サイズが「横1200px、縦630px」以上が推奨されているので、できる限りこのサイズを超えるような画像をチョイスしましょう。
【ソーシャルメディア】画像設定
画像設定では、画像がSNSでどのように表示されるか設定することができます。
1:OG:Image ソースを選択
SNSで記事を表示する際の画像を選択することができます。
ここでは「アイキャッチ画像」を選択しましょう。
2:デフォルトのOG:Image
上で選択した「アイキャッチ画像」自体が、SNSでシェアされる記事にて設定されていなかった場合に任意の画像をアップロードしてアイキャッチ画像の代わりに画像を指定することができます。
自分のブログテーマに合った無難な画像をアップロードしておきましょう。
3:デフォルトの画像幅
前述の「ホーム画像」の通り、アップロード画像はFacebookに合わせた幅1200以上なので、ここでは1200と入力しておきます。
4:デフォルトの画像高さ
ここも一緒なので、630と入力します。
5:画像にはカスタムフィールドを利用する
空白でOKです。
【ソーシャルメディア】Facebook設定
ここからSNSにおける設定を行っていきます。
まずはFacebookからです。
Facebookは登録自体を本名で行う必要があり、副業でブログ運営している会社員の方は特に、会社に身バレしたくない方がいるかと思いますが、Facebook側の設定で「自分のみ」とフィルターをかけたら投稿内容等は非公開となり、身バレ防止できますのでとりあえずFacebookの登録と連携だけは一応やっておきましょう!
1:Facebook管理者ID
ここは空白でOKです。
2:Facebook App ID
ここに「FACEBOOK for Developers」で取得したアプリIDというコードを入力していきます。
このコードを取得するためには、
- Facebookの登録
- FACEBOOK for Developersの登録
を済ませれば入手できますので、以下手順を参考に登録していきましょう。
まずは、Facebook自体の登録です。
以下からアカウントを作成していきましょう。
登録が済んでいる方はこの作業は飛ばしていただいて結構です!
そしてアカウントを開設したら、まず一つだけやっておいて欲しいことがあります。
それは「電話番号」の登録です。
電話番号を登録(本人確認)しないとFACEBOOK for Developersに登録することができません。
上画像の通り、番号の順にしたがって電話番号を登録しましょう。
Facebookで記事等をシェアしたくない方(副業がバレたくない方)は、「電話番号」以外のプロフィール入力は基本的に必要ないと思います。
Facebookを活用できる時期が来たらその都度記入で問題ないかと思います。
では次に、FACEBOOK for Developersを登録していきます。
上記からページへアクセスしましょう。
アクセスしたら画面右上の「スタートガイド」をクリック、「Facebook for Developersへようこそ」と出るので、「次へ」をクリックしましょう(ニュースレターの購読チェックは不要です)。
すると、アカウント認証画面に移行しますのでそれぞれ入力していきます。
1 電話番号を「080 or 090〜」から入力
2 「テキストで受け取る」をクリック
3 認証コードがSMSでスマホに届くのでその番号を入力
4 認証コードを入力後、「認証する」をクリック
以上の作業が終わったら次は身分を選択します。
「その他」以外の6つに当てはまるものがなければ、「その他」を選択しましょう。
すると、「Facebook for Developersへようこそ」と表示されるので、「最初のアプリを作成」をクリックします。
「新しいアプリID」作成画面が表示されるので、「表示名」と「連絡先メールアドレス」を入力し、「アプリIDを作成してください」をクリックします。
「表示名」には、自分が覚えやすい任意の名称を何でもいいので入力しましょう。
アプリIDが作成し終わったら、FACEBOOK for Developersの管理者画面に移行します。
管理者画面に移行できたら、左サイドメニューの「設定」をクリックします。
次に、「設定」の下に「ベーシック」という項目が表示されるのでこれをクリックすると、自分のブログのプライバシーポリシーのページURLを入力する欄があるので、ここに自分のブログのプライバシーポリシーのページURLを入力します。
まだプライバシーポリシーのページが作成できていない方は、以下記事を参考に書いていきましょう!
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【雛形あり】ブログのプライバシーポリシーの書き方を紹介
続きを見る
次に、ベーシック画面で一番下までスクロールし、「プラットフォームを追加」をクリックして、プラットフォーム選択画面から「ウェブサイト」を選択しましょう。
「ウェブサイト」をクリック後、一番下までスクロールするとウェブサイト項目に「サイトURL」を入力するフォームが出現します。
ここに自分のブログURLを入力し、「変更を保存」をクリックして設定を保存しましょう。
これで、FACEBOOK for Developersの設定は完了です!
保存後、アプリIDをコピーします。
最後に、コピーしたIDをAll in One SEOと紐付けるために「Facebook App ID」欄にアプリIDをペーストしてアプリIDの設定は完了です!
3:記事のタグを自動生成する
チェックを入れます。
4:記事のタグにキーワードを使用
チェックを入れます。
5:記事のタグにカテゴリーを使用
チェックを入れます。
6:記事タグで投稿タグを使用
チェックを入れます。
それぞれ4箇所にチェックを入れるとFacebookにて投稿した際にタグを自動生成・表示してくれます。
7:投稿タイプのFacebookメタを有効にする
「投稿」「固定ページ」にチェックを入れます。
ちなみにメタとは、あるデータについて、それがどのような内容でどのような性質を有しているかを記述したものです。
8:Facebook Publisherの記事を表示
Facebookページに記事をリンクするためにFacebookの自分のプロフィールURLを入力しましょう。
9:記事にFacebookの著者を表示
チェックを入れましょう。
チェックすると、FacebookプロフィールURLを著者のタグとして使用できます。
10:投稿オブジェクト型(post)
「記事」を選択します。
記事を選択しないと「9:Facebook Publisherの記事を表示」の設定が反映されません。
11:固定ページオブジェクト型(page)
上述と同じく「記事」を選択します。
以上でFacebookの設定は完了です!お疲れ様でした。
【ソーシャルメディア】Twitter設定
次にTwitterの設定です。
1:デフォルトTwitterカード
「要約の大きい画像」を選択します。
Twitterの投稿時に表示される画像サイズをここで選択できます。
画像サイズは大きい方がクリック率が向上すると思われるのでここでは上記のように設定しましょう。
2:Twitterサイト
「@」から始まるユーザー名を入力します。
「@」込みで入力しましょう。
3:Twitter投稿者を表示
チェックを入れましょう。
これにチェックを入れるとTwitter投稿時にユーザー名が一緒に表示されます。
4:Twitterドメイン
ここには自分のブログのサイトドメインを入力しましょう。
ドメインですので、「https://」の部分は省いて入力しましょう!
【ソーシャルメディア】詳細設定
全てチェック不要です。
「タイトル内のショートコードを実行」というのは、例えば「functions.php」というWordPress内にコードを記述することで利用でき、ショートコード登録すればそれを反映できるという機能です。
【ソーシャルメディア】ソーシャルメタ情報をスキャン
他のプラグインと設定が重複していないかチェックします。
「今すぐスキャン」をクリックし、「重複のmetaタグが見つかりませんでした。」と表示されたらOKです。
最後に、「設定を更新」をクリックし、内容を保存しましょう!
これでソーシャルメディア設定は完了です!大変お疲れ様でした。
機能管理
機能管理では、All in One SEOに追加で設定できるプラグインを導入することができます。
基本的にブログ運営を行っていくだけであれば、
- XMLサイトマップ
- ソーシャルメディア
以上2点のみの機能があれば十分です。
蛇足ではありますが、以上2点のプラグインと「Pro」以外のプラグインについて簡単に説明しておきます。
Robots.txt
Robots.txtとは、「サイト内の指定したページに対して検索エンジンがクロールを行わないように命令できる機能」です。
検索エンジンに表示させる必要のないコンテンツへのクロールを制限することでSEO効果を改善できる場合があります。
例えばですが以下のようなページですね。
- 検索エンジンにとって価値のないページ
- 広告リンク先のページ
もっとも、個人でブログ運営をしている場合は使う機会は滅多にないかと思います。
ファイルエディター
WordPressをインストールすると自動的にサーバー上に「.htaccess」というファイルが生成されます。
この「.htaccess」というファイルは、「Webサーバーの設定を変更できるファイル」のことを指します。
しかし、このファイルはWordPress管理画面の「外観」からは編集することができず、FTPクライアントソフトを使ってサーバーからダウンロードしてくるか、レンタルサーバー上のコントロールパネルから編集するしかありません。
そこで、All in One SEO Packに内蔵されてある、このファイルエディター機能を使うことで簡単に編集することが可能になっています。
インポーター&エクスポーター
インポーター&エクスポーターは、All in One SEO Packの設定ファイルをインポート&エクスポートできる機能です。
一般設定のデータや投稿別のAll in One SEOの設定内容をエクスポートでき、それらデータをインポートできます。
基本的には設定用のバックアップ機能として捉えていただけるといいですね。
ただ、WordPress全体のバックアップとしてはバックアッププラグイン(UpdraftPlus)を別に使用しているので使用する意味はあるのかな?と思います。
悪意あるボットのブロッカー
自分のブログを攻撃するために悪意ある意思を持ったボットから防御するための機能です。
- HTTPを利用した悪質なボットをブロック
- HTTPを利用したリファラスパムをブロック
- ブロックされたボットを追跡
- カスタムブロックリストを使用
以上のように4つの項目がありますが、HTTP を利用した悪質なボットをブロック、HTTP を利用したリファラスパムをブロックの2つにチェックを入れておくといいでしょう。
HTTPを利用した悪質なボットをブロックは、ブログへのアクセスをわざと集中させ「503エラー」を引き起こさせるボットが存在し、そのようなボットからブロックできます。
HTTPを利用したリファラスパムをブロックは、「リファラスパム」というアクセス元を確認しようとする人をスパムサイトへ誘導するという悪質なスパムで、ブロック(チェック)しておきましょう!
記事投稿時のAll in One SEOの設定方法
記事を投稿する際のAll in One SEOの設定方法と編集方法は以下記事を参考に設定していきましょう。
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【ブログ初心者必読】WordPressにおける記事投稿の方法と投稿時の設定を優しく解説
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All in One SEO Pack設定のまとめ
大変お疲れ様でした!
長丁場な記事で申し訳ありませんでした...
設定項目ごとで分けて紹介すれば良かったのですが、できれば一記事で紹介した方が右往左往しないで済むと思ったので一記事にてまとめました。
All in One SEO Packは、自分のブログへの検索流入数を改善できるプラグインとなっております。
誤った設定でそのまま放っておき、記事投稿していてはなかなかセッションは伸びずにサイト評価も低下してしまう懸念があります。
この記事を参考に完璧に設定してSEO対策を練りましょう!
- SEO対策の基本的なこと
- Google Search ConsoleとGoogle Analyticsとの連携
- XMLサイトマップの基本的な設定
- SNSとの連動設定