
お金ってそもそも何でしょう?
お金についてしっかり考えてみることでお金との付き合い方が変わってくると思います。
「お金に対して少しでも興味を持ってもらいたい!」という思いで書いているので、出来るだけ噛み砕いて伝えられるように努力しました。
少々長くなるかと思いますがリラックスして気楽に読んで頂ければ幸いです!
この記事で分かること
- お金とはそもそも何か
- お金が持つ4つの性質
- 日本人のお金に対する考え方とこれからのお金との付き合い方
初投稿記事ということで、まずはこの記事をご覧いただいてお金に対する考え方を180度変えてみて下さい!
お金に対する価値観は人それぞれですが、この記事をきっかけにあなたにとってのお金に対する考え方に何か変化を与えることができれば幸いです。
お金に対する考え方を再認識しよう
お金に対するイメージというのは人それぞれ違うと思います。
まず日本人はお金に対して以下のようなイメージがあるのではないでしょうか。
・小難しい話
・怪しい
・不安
・お金の話はできるだけしたくない、面倒くさい
・お金の話は避けるべきだ
もちろん、日本人だけではないと思いますが、とりわけ多くの日本人の方はお金に対してあまり良いイメージを持っていない方がほとんどなのではないでしょうか。
次に、お金に対するポジティブな印象を挙げてみます。
・大切なもの
・もらって嬉しいもの
・安心する
だいたいこんな感じだと思います。
お金に対するイメージは良い悪いとそれぞれありますが、お金はお金でしかなく私たちが効率よく生きていくための道具です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
では、なぜ社会や人間関係においてお金に関する問題やテーマがよく取り上げられ、それが問題となっているのでしょうか?
それは、お金は私たちが現代を生きていく上で無視できない存在だからです。
例えばですが、結婚生活においてよくトラブルとなり離婚まで発展していく原因に"お金"の問題があるかと思います。
お金さえあれば避けられた問題だったのに...こんなケース珍しくもありませんよね。
多くの方はお金が大切なものであり、なくてはならないものだと思っている。
それなのに、なぜかお金の話を避けたがる、それが暗黙の了解のように...不思議です。
お金が大切なものであるのなら、それについて日々考え学び行動する必要があると思いませんか?
私のお金に対する考え方は以下です。
”お金があれば必ず幸せになれるとは限らないが、お金があることで解決できる困難はたくさんある”
”お金とは自己実現のための単なる一つのツールでしかない”
皆さんにとってお金とは何ですか?
まずは、『自分にとってお金とは何か?』を考え、お金について正しく向き合い勉強することでお金に対する認識を改めていきましょう。
お金が持つ4つの性質
次に、お金が持つ4つの性質についてお話ししたいと思います。
この4つの性質について理解・把握することでお金と共に生きていくことが楽しくなるのではと思います。
ぜひ、一つ一つ自分に当てはめながら読んで頂ければと思います。
性質1:お金の量≠幸せ
先ほどもお話しした通り、お金があれば必ず幸せになれるとは限りません。
お金の量と幸せは必ずしもイコールになるとは限らないのです。
お金持ちの家であっても、家庭内で何らかの問題が発生したり、お金を持っているがゆえに計画性のないお金の使い方をしてしまい破綻する、お金はあるけど孤独な生活を送っている、色々と考えられるわけですよね。
逆のパターンでは、お金はそんなに持ってないけど普通に暮らしていけるだけのお金はあって健康第一で趣味を楽しんでいる人、田舎に移住して自給自足の生活を楽しんでいる人など、お金が少なくても人生を楽しんでいる人はたくさんいます。
あくまでお金は生きていくための一つの要素であってツールでしかない、と僕は考えています。
自分の人生をどう充実させるかはその人次第であって、お金はそのための手段でしかありません。
- お金の量と幸せは必ずしもイコールになるとは限らない!
性質2:お金は”ツール”
何度も繰り返しますが、お金は生きていく上での単なるツール、道具でしかありません。
しかし、お金と上手く付き合い、使いこなすことで自分の人生をより充実したもの・楽しいものにすることもできます。
前提として、お金は生きていく上で欠かせないものです。
衣食住に不自由ない生活を送るだけなら最低限のお金さえあれば何の問題もありません。
しかし、人生をより充実したもの・楽しいものにするためにはお金があればあるほど、それが達成できやすくなりますよね。
お金に余裕があることで実現できること、例えばですが...
- 海外旅行に行ける
- 両親に親孝行ができる
- 欲しい物やサービスが手に入る・体験できる
- 結婚ができる・したいと思えるようになる
- キャリアアップのために躊躇なくスクールに通えたり転職できる
- アーリーリタイアや独立して縛りがない生活を送れる
こんなことが躊躇なくできたりします。
つまり、お金があることで自分の欲求を満たすことや人生のフィールドを拡大させることができます。
先ほどはお金があることで欲求を満たせると書きましたが、もう一つ良い作用があります。
それは、お金で不幸を避けられることができるということです。
例えばですが以下のような感じですね。
- 夫婦間でのお金のトラブル防止
- 近年問題化している老老介護の解決
- 適切な医療を受けられることで病気の予防に
- 子どもへの教育機会を増やせる
- 万が一職を失ったり、病気やケガで職を離れてしまった時の生活防衛に
ざっと挙げてみましたがまだまだ避けられる問題はありそうですね!
私たちが普段の生活において抱えている問題は、お金さえあれば解決できるものがたくさんあったりします。
もちろん、ビジネスの場合はお金ですぐに問題や課題を解決できる場合であっても、その提案はたいてい会社や上司から却下される場合がほとんどではないでしょうか?
なぜなら、ビジネスは最小の経費で最大の効果を上げられる方が利益が高くなるからです。
しかし、普段生活していく上での問題ならお金ですぐ解決できるのであればお金を出してパッと解決した方がストレスもないし人生は好転していくと思いませんか?
そのためには、お金を自由に使えたり増やす必要があるのでお金の管理と運用・稼ぐということを日頃から心がけることが大切です。そのお金の管理と運用についての話はこの後に紹介します。
お金は欲求実現や人生における困難を回避するための道具である、という認識をお持ちいただければと思います。
- お金があることで自己の欲求を満たせる
- お金があることで人生の困難を避けられる
性質3:お金は管理するもの
では、お金を増やしていくために必要な要素をここからお話しします。
お金は”管理”して初めて有効に機能します。
ということで「管理」とは、
管理とは
ある規準などから外れないよう、全体を統制すること。
出典:小学館
要するに、上手に扱おう!ということですね。
お金の使い方は人それぞれですが、皆さんは一般的に会社などで働いて得た労働収入によって毎日生活している方が多いと思います。
その収入を毎月どうやって使ったり貯めたりしていますか?
ちゃんと意識して自分なりに使い方や貯蓄したりしている方は素晴らしいと思います。
そこで、得た収入は基本的に4つに分類されます。
- 投資
- 貯蓄
- 消費
- 浪費
このテーマについては後ほど詳しく説明しますが、これらの違いをしっかりと理解し認識することでお金の管理能力がぐんと上がると思います。
お金に困っているのにこれら4つを意識せずに毎月入ってくる収入を何となく使っていては一生お金に困る人生になると思います。
まずはお金は管理するものであるということを認識する必要があります。
なぜなら、お金=ツールであって、道具は丁寧に扱わないとすぐに壊れてしまいますよね。
管理をするための入り口として、収入を投資・貯蓄・消費・浪費の4つに分けて考えてみて下さい。
- 毎月の収入の内訳はどうなっているか把握しよう!
性質4:お金は運用するもの
管理の次に大切なことはというと、お金を運用するということです。
つまりは、”お金に働いてもらう”という考え方ですね!
特にこの考え方は私たち日本人にとっては少し縁遠い話で避けたがる人が多いかと思います。
なぜなら、日本の学校教育には金融やファイナンスのカリキュラムが全く盛り込まれていないからです。
また、この後にグラフもお見せしてお話ししますが、日本人は特に貯金が大好きで節約を美徳としています。
過去の話をすると、高度成長期の日本の銀行の普通預金金利は最高で3%を記録、その後バブル経済期では普通預金金利が約2%、定期預金金利はなんと約6%を記録しています。
例
定期預金金利6%で100万円を満期1年間預けると...
100万円×0.06=60,000円
単純計算してみると、その利息は6万円にもなります!
これを12ヶ月で割って考えると、働かずして毎月5000円が貰えているというわけですね!
一方で、現在の日本の定期預金金利、3大メガバンクの0.002%で計算してみると、1年でたったの20円にしかなりません笑
つまり、団塊世代・団塊ジュニア世代の景気が良かった時代は銀行に預けているだけで資産が6万円も増えたのです。
これを不労所得といいます。
もちろん、これは所得であり課税されるので細かい話をすると、この6万円に分離課税として20.315%(所得税15%、地方税5%、所得特別復興税0.315%)が課され、これの差し引きが利益となります。
しかし、今は100万円を預けていてもたったの20円にしかなりません。
これでは運用というレベルには程遠いですし、お金は増えないですよね...
昔と比べて明らかにお金を増やすことが難しくなっているのが現代なのです。
では、この低金利時代におけるお金の運用とはどういったものをいうのか。
代表的なものとして株式投資とFX取引が挙げられます。
『はい、出ました〜勉強しないといけないしリスク高いやつじゃん〜』と思う方々がほとんどではないでしょうか。でも、安心して下さい。
いきなりそんなハイレベルな資産運用はオススメしていないですし、勉強無しで株やFX取引に手を出してしまうと私のようにみるみるうちにお金が溶けてしまいます。笑
そうではなくて、資産運用初心者の方でも入り口として入りやすい確定拠出年金や投資信託から入り、中にはAIが自動で商品を買い付けその人に合ったポートフォリオ(金融商品の組み合わせのこと)を構築してくれる資産運用アプリもあります。
とりあえず今は難しく考えずに、まずはお金を運用する第一歩として認識しなくてはならないのは、
- 貯金思考から脱すること
- 今の時代は銀行に預けているだけではお金は増えないこと
このことをしっかり意識して理解しましょう!
- 低金利時代の今、お金は運用して初めて増える!
- お金の量と幸せはイコールになるとは限らない
- お金はツールでかしないということ
- 毎月の自分の収入の内訳を把握し管理する
- 貯金思考から脱してお金を運用させる
日本人のお金に対する考え方とこれからのお金との付き合い方
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
あともう少しお付き合い下されば嬉しいです。
ここから実践的な内容に入りたいと思います。
と言っても、あくまで考え方の問題だけですので難しい話はありません。
要するにお金の扱い方・考え方を見直しましょうということです。
日本人のお金に対するこれまでの考え方
一つずつ説明していきますね。
1:お金儲け=悪いことという認識
日本では労働すること(会社等で働く)によって得たお金はどれだけ稼ごうがよしとされます。
長時間労働の問題が取り沙汰されていますがそれが良い証拠ですよね。
働く=偉いこと・素晴らしいことなのです。
自分の時間や身体を対価にしてお金を得る行為=それが労働収入です。
それによって稼ぐことは誰からも何とも言われないかと思います。
一方で、投資で得られる投資収入は人に話すと「怪しい」みたいな目で見られることが多いです。
株式や債権による配当や利子所得、不動産収入、FXによる為替差益、どれも正当で真っ当な取引であり収入です。
ただそれによって得られる利益が『お金に働いてもらっているだけ』ということなんです。
人間が働くか、お金が働くか、どちらにせよ得られるお金の価値は一緒です。
ただ、投資による収益が日本社会にとって一般的ではなく馴染がないものだから怪しく見られているんだと思います。
株やFXに取り組んでいる人が少数派だからこそ、それによってお金を得る行為=金儲け=悪いこと、というレッテルがいつの間にか貼られているのだと思います。
- 労働収入=投資収入であり、その価値は同じである
2:節約こそ神
出典:日本銀行 「金融統計経済月報」「統計の概要および公表予定」より作成
日本人は貯金が大好きであり、節約も大好きです。
節約して貯めたお金を銀行に預けて通帳を眺めている方が多いのではないかと思います。
もちろん、節約と貯蓄はライフプランを設計していく上で大切であり必須だとは思いますが、節約し稼いだお金を貯金だけに回していては増えるお金も増えません。
上のグラフをご覧いただいても分かるように、この低金利時代においては尚更です。
(1995年だけデータがありませんでした申し訳ありません...)
節約してお金を貯めることも重要ですが、働いて得た収入を無理のない範囲で運用して、お金に稼いでもらう方が資産は増えると考えます。
3:貯金大好きニッポン国
出典:日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」より引用
上のグラフをご覧いただいても分かるように日本は生粋の貯金大国です。
日本と対照的な国がアメリカです。資本主義思想が強い国なので当然といえば当然なのでしょうが、それだけお金に対する教育が盛んなことが分かります。
出典:日本銀行調査統計局 資金循環統計(速報)(2019年第四半期)より作成
また、上のグラフは日本の家計の金融資産残高を割合で示したものですが金融資産残高1903兆円のうち、現預金残高は1008兆円にものぼります。
半分以上を預金が占め、株式や債権、投資信託でお金を運用している割合はわずか16.4%に止まっています。
日本人の貯金大好きさがお分かり頂けたことと思います。
4:とりあえず保険
先ほどのグラフをもう一度ご覧頂きたいのですが、資産残高のうち約20%が保険で占められています。
保険は自分の身に何かあった時のためにその損失を補うものとして加入する方が多いと思います。
しかし、保険は入るべき保険と入る必要がない保険とに分けられます。
入るべき保険として代表的なのは自動車保険です。
なぜなら、自動車に乗ること自体がリスクが高く、自動車に乗る人全員が事故に遭う可能性があるからです。
一方で原則として入る必要がない保険に代表されるのは民間の生命保険です。
なぜなら、万が一大きな病気で入院することになっても健康保険の高額療養制度を利用すれば十分に賄えるからです。
どの種類の保険に入るかは、自分の現在の経済状態や生活の状態を考察してから加入するべきです。
多くの日本人は、生命保険のセールスのお姉様に勧められるがままに加入してしまい、毎年何十万も無駄にお金を払っているのが現状です。
特に、新社会人になったと同時にそのまま加入してしまうケースは最悪ですね。
保険については今後の記事で詳しく書いていこうと思っています。
- 日本人の多くは保険や年金等の低リスク資産が好き
これからのお金との付き合い方
ここからは特に私たち若年世代が意識付けなければならない、これからのお金との付き合い方について紹介します。
この記事で一番重要な要素ですので是非このまま読み進めて頂ければと思います。
1:お金の使い方
一番目に『お金の使い方』です。
もっと厳密にいえば、『入ってきた収入をどう使い管理するか』です。
お金の性質3で説明したことをここでは更に詳しく説明します。
まず、上の図でも分かるように得た収入は、投資・貯蓄・消費・浪費の4つに分けてお金を管理・使用して下さい。
4つのカテゴリの認識を簡単にまとめておきます。
投資・・・お金でお金を稼がせること
貯蓄・・・投資を行うための元金形成又はある目的のために一定の額を貯めること
消費・・・普段生活していくのに必要な資金のこと
浪費・・・嗜好品(タバコやお酒)や賭けごと、その他必要のない買い物をすること
私はというと現在は独身ですので割合的に、
投資:5 貯蓄:3 消費:2 浪費:0という感じで振り分けています。
資産運用初心者の方や家庭をお持ちであれば、
投資:2 貯蓄:4 消費:4 浪費:0ぐらいで丁度いいのではないかと思います。
どちらの割合を見てもお気付きだと思うのは、浪費が0ということですね。
独身でも家庭を持っていても、浪費を避けることはお金を増やしていく前提条件です。
また、消費を極力抑え貯蓄に回すか投資の元金にしていくことがお金を効率的に増やせるポイントです。
そして、お金でお金を稼ぐ波に乗ることさえできれば資産は加速度的に増えていきます。
イメージ的には、投資・貯蓄・消費・浪費の割合を右から順に少なくしていき、どんどん左へと割合を増やしていく感じですね。
投資で資産残高が増えていく感触が体感できれば自ずと資産運用が楽しくなってきますよ!
- 毎月の収入を4つのカテゴリに分け、現状を把握し、お金が増える流れを仕組み化する
2:お金を見える化する
お金を管理していく上で大切なことは『自分のお金の流れを可視化』することです。
可視化してそれをいつでもチェックできるようにスマホアプリで管理することです。
一昔前ならばノートを購入して家計簿を付けたり、あるいはエクセルを使ってPC上で管理していたかと思いますが、今の時代はスマホが発達しているので家計簿を付けることから預金残高、資産残高、株や為替の取引、買い付けまでほぼ全てスマホで出来る時代になってきています。
いつでも自分のお金の現状をチェックできる状態にすれば無駄な消費や浪費も防ぐことができますし、何よりお金を管理する上での時間や手間というコストを削減できます。
現在、資産がどれだけあるのか把握することで試算運用のモチベーションアップにもなると思います。
いくつもアプリを入れても余計に混乱するだけなので代表的なものをご紹介します。
- 【家計簿アプリ】マネーフォワードME、家計簿Zaim
- 【決済アプリ】PayPay、LINE Pay
- 【証券アプリ】楽天証券iSPEED、SBI証券かんたん積立アプリ
どれも操作性が分かりやすく、一目でお金の流れ・状態が分かるアプリです。
他にもたくさんのマネー系アプリがありますが、自分が使いやすいアプリを探して使うことが先決ですね。
あとは、クレジットカードを使うことが多いと思います。
クレジットカードもマネーフォワードMEで連携できますがデータ集計上誤差が生じることがあるので、できれば使用しているクレジットカード会社が作ったアプリをダウンロードしてクレジットの使用額をチェックすることをお勧めします。
私はセゾンというカード会社を主に使っているので、そこが提供している「セゾンPortal」というアプリを入れて使用額をチェックしています。
クレジットカードだけは逐一使用額をチェックできるようにして下さい。
クレジットカードは、要は信用を基盤にした『借金』なので使い過ぎの元になります。
クレジットカードは確かに便利ですが浪費につながる原因にもなるので、クレジットを使うときの条件を自分なりに設定して上手に使いこなしていきましょう。依存は危険です。
- お金の状態・流れを逐一チェックできるようにアプリで見える化する
3:お金を労働させる
この記事の中で一番大切なこと、それが『お金に働いてもらいお金がお金を稼ぐ仕組みを作る』ことです。
この流れを一度作ってしまえばお金は嫌でも自然に増えていきます。
上の図で書かれていることを簡単に説明します。
- 労働収入で得た余剰資金を現金を生む資産の購入へと充てる
- 資産が現金を稼ぐ
- 資産で稼いだ分を更に現金を生む資産の購入へと充てる
- 1.と3.を鬼継続させる
まさに資本主義!って感じがしますが、お金を増やす王道手段といえます。
3の原理を投資の世界では”複利”と言います。
複利の概念はお金を運用していく上で超絶大切なので言葉だけでも覚えておいて下さい。
また、特に気を付けて欲しい点が1の『労働収入で得た余剰資金を現金を生む資産の購入へと充てる』ことです。
現金を生む資産とは例えば、株式や債権、不動産です。
多くの方は一般的に労働収入つまりは給与によって生活している方がほとんどだと思います。
私たちサラリーマンが効率的にお金を増やすには、この1の項目にひたすらエネルギーを注ぐことにあります。
なぜなら、サラリーマンの基本的な収入源は『労働収入』一つのみであり、それは生活していく上でその収入源に依存せざるを得ず、大変リスキーだからです。
最近では副業を解禁する企業も増えてきましたが、それはべンチャー企業や一部の大手企業に留まっているのが現状でまだまだ日本全体では副業禁止が一般的です。
しかし、株等の金融商品を運用することは資産運用の一部と捉えられていることが多いので認めている企業は多く、その運用で収入を得ることで第二の収入の柱を建てることができます。
給与以外に収入があることで日常生活における選択肢は格段に広がっていきます。
給与のほんの一部でもいいので現金を生む資産を購入し、お金にお金を稼がせる習慣を身に付けていきましょう!
- 毎月の収入の一部で現金を生む資産を購入する
4:お金について学ぶ
最後はお金について自ら学ぶことです。
勉強無くしてお金は増えません!人生何でも勉強です。
勉強のやり方は主に以下2つでいいと思います。
- 本で学ぶ
- ブログで学ぶ
まず、お金を全体的に学ぶための本として以下3冊がおすすめかと思います。
- 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
- お金原論
- 節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本
1冊目は有名で賛否両論あるレビューが多いですが主張していることは間違っておらず、資本主義の基本的な考え方を学べます。
2冊目は中立的立場を遵守するお金の勉強の学校を運営しているファイナンシャルアカデミー代表の方が書いた本です。
大変勉強になるので是非読んでみて下さい。
3冊目は結構細かく内容も厚いですがイラストを用いて分かりやすく説明してくれている本です。
次に、私も参考にしているブログをご紹介します。
資産運用とブログで独立している『鈴(Suzu)』さんです。
資金力がとてつもなく、様々な資産運用に取り組んでおられ大変参考になる資産運用系ブロガーの方です。
内容は少々難しいので、資産運用に慣れてきたら参考にすることをおすすめします。
私も将来の方向性としてはこの方を目指しています。
この方は米国株の個別株やETFを中心に購入して配当収入を主に投資戦略としている方です。
株取引には、キャピタルゲイン(売買差益)とインカムゲイン(配当収入)がありますがこの方はインカムゲイン派です。
インカムゲインは株を購入して保有するだけなので初心者にも取り組みやすく、リスクも分散されます。
また、米国市場は日本市場と違い、これからも伸びていくので米国株を中心にポートフォリオを組んでいきたいですね。
- 毎月の収入を4つのカテゴリに分け、お金が増える流れを仕組み化する
- お金の流れをアプリで見える化する
- 収入の一部を資産購入へ充て複利で資産を運用する
- お金についての勉強を怠らないこと
人生100年時代を生き抜くために
僕なりのお金についての考え方をまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?
伝わりにくい部分が多々あったことと思いますがご容赦下さい...
『人生100年時代』『老後2000万円問題』『終身雇用の崩壊』『AIによる職の代替』など、昨今では生き方や働き方についての問題が色々なところで取り上げられています。
現代は先行き不透明で、昔のように企業や国が今後の生活を保障してくれる時代はとうの昔に終わっています。
年金制度も崩壊するという話が出ています。
崩壊する確率は低いと思いますが、受給額が減るのは間違いないです。
なぜなら、年金制度自体が若者に圧倒的な不利な制度で日本は少子高齢社会だからです。
企業も国も助けてくれない、AIに仕事を奪われるかもしれない、経済も低迷したままで給料も増えない、そんな暗闇の時代の中を出口の見えないまま、私たちは生きています。
少しでも明るい未来にするために今できるリスクヘッジの方法として、僕はお金の運用を勧めています。
なぜなら、お金を運用することはお金がある人であればすぐに誰にでも始められるからです。
お金を運用し、自分でお金を稼ぎ資産を構築していく必要性は特に若者に必須だと考えます。
僕なりのこれからの生き方についての戦略を簡単にまとめてみました。
1:まずはお金に働いてもらうことで「本業以外で稼ぐ経験」を積むこと
お金を運用して稼ぐ手法には2種類あると考えます。
- 投資信託や債権、株式の保有等でポートフォリオを組み資産を長期・積み立て・分散投資すること
- 株式や為替の売買差益でお金を稼ぐこと
前者は稼ぐというよりかは資産を買って『育てる』イメージなので、ここでいう『稼ぐ』にはあたりません。
お金の運用で『稼ぐ』には後者の売買差益があたります。
この手法は勉強が必須です。
投資は、テクニカル・政治情勢・経済・企業活動・地政学など分析材料が豊富でプロでも相場を見誤り、損失を被ることがあります。
私自身は分析することが好きなので楽しいのですが、そうでない方もいるのでもちろん向き不向きもあります。
ただ、為替(FX)取引にあっては自動で取引を売買してくれるツールがあります。
私はそのFXの自動売買を収益の柱に置いています。
自動売買であれば感情に左右されず、システムが決められた条件により発注・決済をするので初心者にも取り組みやすい手法でおすすめです。
もちろん、完全放置はできなので勉強が必須です。
今までブログやYoutube、転売系の副業にチャレンジして挫折・失敗した方も、FXの自動売買であれば成功体験=個人で稼ぐ経験を積めるのではないかと思います。
少しでもいいので自分で稼ぐ経験を積み重ねることは自分の自信にもつながるのでチャレンジしてみて下さい。
2:資産運用でお金を稼ぐ習慣を身に付けた後は、次に手を動かして稼ぐ副業にチャレンジしていく
お金でお金を稼ぐことに慣れてきたら気持ちの余裕が生まれてくるはずなので、その勢いで『手を動かして稼ぐ副業』にチャレンジしていきましょう。
手を動かして稼ぐ副業の例は以下の通りです。
- ブログ(アフィリエイト)
- YoutubeやInstagramのメディア系
- プログラミング
- LP案件等のWebデザイン
- クラウドソーシング
これらがサラリーマンの副業としておすすめです。
資産化しやすいのはブログや動画メディア系ですね。
自分のスキルとして身に付き転職にも活かせる副業はプログラミングやWebデザイン系ですね。
特に、ブログはPCスキルに自信がない方でも気軽に始められますし、何より低リスク低コストで副業ができちゃいます。
ブログは収益化に時間と忍耐力が必要ですが、継続できれば大きな資産になる可能性が高いのでやってみて損は無いと考えます。
私はお金や副業、キャリアについて考えることが好きなのでその知識をそのままブログで発信して個人のスキルを高めることにも挑戦しています。
以上2点をまとめると、これからの生き方戦略としては、
- FX等の売買差益でお金を稼ぐ経験を積む
- 手を動かすHacks系の副業にチャレンジしてスキルを身に付ける
こんな感じが良いのではないかと思います。
もちろん、逆のパターンでもいいと思います。
Hacks系(高い技術力を駆使してシステムを操ること=プログラミングやデザイン系の仕事)の副業で稼げるようになってから資産運用に着手する、こちらの方が手堅い戦略だと思います。
ただ、Hacks系の副業はその難易度や結果が出るまで時間がかかることから挫折してしまうパターンが多いので、それだったらまずは始めやすいお金の運用から始めて、お金を自分で稼ぎ自信を付けていく方が副業として継続しやすいのではないかと思った次第です。
考え方や合う合わない、向き不向きは人それぞれなので自分に合うやり方をお勧めします。
お金の運用、手を動かす副業どちらでもいいので『まずやってみる』マインドが必須です。
まとめ:お金を運用して将来へのリスクに備えよう
ここまでご覧いただいた方には大変感謝しております。
最後にはなりますが、この記事を見て少しでも皆様がお金について興味を持って頂き、資産運用にチャレンジしてみようと感じて頂けたのであれば嬉しく思います。
私自身も投資で資金を溶かす経験はしており、正直投資はリスクが高いです。
ただ、その失敗から学べたこともありますし、その失敗は今に生きているので全く問題ないです。
そして、皆様に考えて頂きたいことが『投資や資産運用をしないリスク』についてです。
あのトヨタでさえも終身雇用は維持できない、と公言してます。
何もしない=ただ働いてお金を貯める、という認識だけではこれから先の時代厳しいかもしれません。
投資や資産運用を全力で100%人に勧めることはできませんが、やらないリスクについても是非考えて頂きたいですね。
本稿の内容を以下にまとめておきます。
- お金は道具でしかなく幸福感を左右するものではない
- お金は管理して運用して初めて増える
- お金にお金を稼がせる習慣を身に付ける
- 資産運用は全世代が抱える共通課題
今後も継続的にお金・副業・キャリアについて発信して参りますのでよろしくお願い致します。