
・設定するとしたら何をどう設定したらいいんだろう・・・
・WordPressでブログを始めるための初期設定が知りたい!
上記のようなブログ初心者が悩みやすいWordPressの初期設定のポイントについて解説していきます。
WordPressでブログを始めたら、記事を書く前にとにかくやるべきことがたくさんあります。
WordPressの初期設定、必要最低限のプラグイン導入、テーマの設定、サーバーやドメインの契約などなど...
今回はその一部である「WordPressの初期設定」について解説していきます。
所要時間は30分〜1時間あれば十分にできますので、初期設定を完璧にしてブロガーへのスタートを切りましょう!
この記事で分かること
- WordPressの初期設定6つの項目について
- 余裕があればやっておきたい設定
- 初期設定が終わったらやっておきたいこと2つ
最低限やっておくべき設定6つ
それでは最初に、WordPressでブログを開設したらやっておくべき初期設定6つについて紹介します!
- 一般設定
- 投稿設定
- 表示設定
- ディスカッション設定
- メディア設定
- パーマリンク設定
これらの項目について設定していきます!
これらの設定を最低限やっておくべき理由は以下です。
- 根本的なSEO対策のため
- WordPressを使いやすくするため
- ブログのセキュリティ向上のため
ブログ運営を行っていく上で重要な点ばかりです。

それでは設定を行っていくにあたり、まずはWordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインしましょう!
それでは順番に説明していきます。
その1:一般設定
ログインができたら、下記手順で最初の設定項目である「一般設定」のページに移行します。
「WordPress管理画面」→「一般」
「一般設定」では下記4項目について設定していきます!
- サイトタイトル
- WordPressアドレス(URL)
- サイトアドレス
- 管理者メールアドレス
それ以外の項目は画像の通り設定しておけばOKです!
サイトのタイトル
ここにサイトタイトル名を入力します。
自分の好きなタイトルにして構いませんが気を付けるべきこととして、
- 覚えやすく分かりやすいタイトル名をつける
- 無理してSEOキーワードを入れる必要はない
上記について意識しタイトル名をつけましょう!
WordPressアドレス(URL)・サイトアドレス(URL)→ 独自SSL化(https化)を行う!
ここにはサイトのアドレスを入力します。
「http://~~~.net」もしくは「https://~~~.net」といった感じです!
ここで要チェックしておくことが、ブログのセキュリティ上、アドレスを「https化」しておいて頂きたいことです!
サーバーを契約した際に契約サーバーホームページの方でアドレスを「https化」することができます。
僕は「Xserver」にてサーバーを契約しているので「Xserver」にて説明させて頂きます。
まずは、下記から「Xserver」にアクセスします!
ログインしたら、画面を少し下にスクロールして「サーバー管理」をクリックしましょう。
サーバーパネル画面になりますので、「ドメイン」→「SSL設定」をクリックしましょう!
自分が登録・作成したドメイン名の右横の「選択する」をクリックし、次に「独自SSL設定追加」というタブをクリックします。
すると、上のように「すでに独自SSLが設定されています」と表示された方は自分のブログのアドレスが「https化」されているのでこれで完了です!
なお、上記のように「すでに独自SSLが設定されています」と表示させるには、Xserverのドメイン追加時の設定で「無料独自SSLを利用する(推奨)」という項目にチェックを入れたら表示されますよ!
最後に、SSL化できているか確認のため「SSL設定一覧」タブをクリックしてみると、「SSL用アドレス」という欄に自分のブログアドレス「https://〜」となっていることが分かります!
追加の説明が多くなってしまい申し訳ないのですが、ドメイン追加設定時に「無料独自SSLを利用する」にチェックを入れても上画像のように万が一「無料独自SSLの設定に失敗しました」と表示された場合のSSLの設定方法を解説しておきます!
「サーバーパネル画面」→「ドメイン」→「SSL設定」→「自分のブログドメインを選択」→「独自SSL設定追加タブをクリック」
先ほどと同じように上記手順でSSLを設定したいドメインの「独自SSL設定追加画面タブ」まで移行します!
そうしたら、上画像のように「確認画面へ進む」をクリックし、最後に「追加する」をクリックしましょう!
「(ドメイン名)」に独自SSL設定を追加しました。」と表示されたら完了です!
最後に、もう一度WordPressの「一般設定」画面まで戻っていただき、
・WordPressアドレス(URL)の「http」→「https」に変更する!
・サイトアドレス(URL)の「http」→「https」に変更する!
上記のようにアドレス2つの項目欄を「https」に変更しておきましょう!
これでブログの「https化」は終了です!お疲れ様でした!
管理者メールアドレス
ここには自分が普段利用しているメールアドレスを入力しましょう。
コメント通知やWordPressからの通知を受け取れます。
その他の項目
確認のため他の項目について簡単に説明しておきます。
・キャッチフレーズ
→空白でOK!設定するとSEO的に良くない場合があります
・メンバーシップ
→チェック無しでOK
・新規ユーザーのデフォルト権限グループ
→購読者
・サイトの言語
→日本語
・タイムゾーン
→東京
・日付形式
→〜年〜月〜日
・時刻形式
→10:00 AM
・週の始まり
→月曜日
入力が完了したら「変更を保存」をクリックして保存しましょう!
その2:投稿設定
「設定」→「投稿設定」
次は上記手順で「投稿設定」画面に移りましょう。
「投稿設定」で変更しなければならない箇所は特にありません。
上記画像の通りでOKです!
なお、「Block editor」とはWordPressの新エディター「Gutenberg」のことで、ほとんどの方は旧式の「Classic editor」を使用しているかと思いますが、この「Classic editor」は2021年の末でサービスが完全終了し「Gutenberg」に強制移転になります。
その3:表示設定
「設定」→「表示設定」
次に、「表示設定」です。
・ホームページの表示
→最新の投稿
・1ページに表示する最大投稿数
→10〜15項目にしておく
・RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数
→10項目
・フィードの各投稿に含める内容
→全文を表示
・検索エンジンでの表示
→チェックしない!
上記のような感じでOKです!
1ページに表示する最大投稿数は多すぎても少なすぎても問題なので、10記事程度が丁度良いかと思います。
また、「RSS/Atomフィード」というのはブログ記事を公開した時に自動的に登録者に通知してくれる機能のことですが、別の機能で「Feedly」というサービスがあり、Feedlyを使用している方はこの機能はあまり意味がありません。
一番下の「検索エンジンでの表示」項目は絶対にチェックしないで下さいね!笑
チェックを入れると自分のブログが検索エンジンに登録されなくなりますよ!
その4:ディスカッション設定
「ディスカッション」設定では以下項目を設定していきます。
- デフォルトの投稿設定
- 他のコメント設定
- 自分宛のメール通知
- コメント表示条件
- アバターの表示
それでは順番に見ていきましょう。
「設定」→「ディスカッション」
上記手順から「ディスカッション」ページへ移ります。
デフォルトの投稿設定
3つすべてにチェックしましょう!
他のサイトからリンクを貼られたときに通知を受けたり、記事から他のサイトへリンクするなど他のブロガーに自分のブログを認知してもらえる可能性があります。
また、ブログのコメントを設定している方は読者がコメントした時に通知を受けられるのでチェックを入れておきましょう。
他のコメント設定
上記4つのみチェックを入れておきましょう。
こうすることでスパムコメントを防止することができます。
コメント表示も5階層のスレッド形式、5件のページにすることで読者がコメントを見やすくなるかと思います。
なお、コメント表示は「新しい」コメントをトップに表示しておきましょう。
自分宛のメール通知
上記2点にチェックを入れましょう。
ブログ記事にコメントが投稿された時に「一般設定」で設定したメールアドレスに通知が届くようになります。
コメント表示条件
上記1点のみにチェックで問題ありません。
スパムコメント防止のため手動承認必須にしたいところですが、一度承認したユーザーまでも再度承認が必要になるとユーザビリティが低下すると思うので僕は上記1点のみにチェックを入れています。
アバターの表示
上記3点にチェックを入れましょう。
コメントにアバターが表示されるようになります!
アバターを入力し終えたら、「変更を保存」をクリックしておきましょう!
その5:メディア設定
「設定」→「メディア」
「メディア」設定は上記の通りでOKです!
デフォルトが上のような設定になっていると思います。
その6:パーマリンク設定
「設定」→「パーマリンク設定」
このページで設定すべき箇所は、「カスタム構造」右横の空欄に「/%postname%/」と入力することです。
手順は以下になります。
「カスタム構造」にチェック→「/%postname%/」と入力
パーマリンク設定を行うと、記事作成時に個別の「記事URL」(=パーマリンクと呼ぶ)を設定することができます。
この設定はSEO上とても大切なので必ず設定しておきましょうね!
最後に、「変更を保存」をクリックしましょう。
これで、「最低限やっておきたい6つの設定」の解説は終了です!
やっておくといいその他の設定
6つの設定を終え、まだまだ体力が有り余ってる方は以下の設定を行っておきましょう!
- ユーザープロフィールの設定
- デフォルト投稿を削除する
- 「カテゴリー」・「タグ」ページのパーマリンクを編集する
順番に解説していきますね。
1:ユーザープロフィールの設定
「WordPress管理画面」→「ユーザー」→「プロフィール」
まずは上記手順でプロフィール設定画面まで移りましょう!
では、それぞれの設定項目を見ていきます。
【個人設定】
「個人設定」は、基本的にすべてデフォルトでOKです!
・ビジュアルエディター:チェックしない
・シンタックスハイライト:チェックしない
・管理画面の配色:好みのカラーに合わせましょう
・キーボードのショートカット:チェックしない
・ツールバー:デフォルトでチェック済みになっている
・言語:「サインデフォルト」のまま
【名前】
「名前」で設定すべき箇所は以下の通りです。
- ニックネーム(必須)
- ブログ上の表示名
- メール(必須)
- form(URL)
それぞれ見ていきます!
ニックネーム(必須)・ブログ上の表示名
この2つの項目には同じ名前を入力しておきましょう。
ブログ上の表示名がサイトトップに表示される「プロフィールカード」の名前に適用されます。
なお、ユーザー名は変更できない仕様になっています。
メール(必須)
普段よく使用しているメールアドレスを入力しておきましょう。
form(URL)
ここにはサイトトップページのフッターやヘッダーに「お問い合わせページ」を設置するかと思いますが、その「お問い合わせページ」のページURLを入力します。
その他の項目は基本的に空白で構いませんが、SNSやfeedを活用しているブロガーさんはそのページのURLを入力しておきましょう。
特に、TwitterやFacebook、Youtubeを活用している方でこれらURLを入力しておかないとプロフィールカードにSNSボタンが表示されないので入力しておきましょう!
【あなたについて】
ここでは「プロフィール情報」の入力と「プロフィール写真」を設定しておきます。
「プロフィール情報」には、あなた自身がどんな属性の人なのか、経歴、功績などを簡潔に入力し、ブログに訪問した人に信頼感を与えやすい情報を書き込んでおくと吉ですね!
プロフィール写真はGravatarにて設定可能です。
こちらのページからGravatarのアカウントを作成して画像が設定可能となります!
1. Gravatarアカウントを作成
2.「My Gravatar」へ移行
3.「Add a new image」をクリックし画像を選択・アップロード
手順は上記の通りです!
プロフィール画像もできればイラストレーターに依頼するか、自分でオリジナルのものを作成し設定した方が好感度を高められるだけでなく印象に残りやすいですよ!
最後に、「プロフィールを更新」をクリックしておきましょうね!
これでユーザープロフィールの設定は終了です!
2:デフォルト投稿を削除する
次は、WordPressを新規に開設したらデフォルトで投稿されている「Hello World!」の投稿を削除しておきましょう。
「WordPress管理画面」→「投稿一覧」→「”Hello World!”にチェック」→「ゴミ箱へ移動を選択」→「適用」
上記手順で初期に投稿されている「Hello World!」を削除しましょう。
3:「カテゴリー」・「タグ」のパーマリンクを変更する
「WordPress管理画面」→「投稿」→「カテゴリー」or「タグ」
以上の手順から「カテゴリー」「タグ」ページへ移行し、各カテゴリー・タグのパーマリンクを変更しておきましょう。
「スラッグ」というものがパーマリンクにあたります。
編集したいカテゴリー名にカーソルを当て、「クイック編集」にて赤枠内の「スラッグ」という項目にカテゴリー名が「ブログ」なら「blog」などのように英語表記にして変更しておきましょう!
タグについても同様の作業をします。
ちなみに、カテゴリーには「親カテゴリー」を設定して記事に階層を持たせるようにしておきましょうね!
「ブログ」という親カテゴリーが存在するのであれば、「SEO」というカテゴリーは「ブログ」の子カテゴリーに含まれるので、「SEO」のカテゴリーページにて親カテゴリーを「ブログ」に指定しましょう。
ここまででひとまずの初期設定は終了です。
初期設定が終わったらやっておきたいこと4つ
初期設定が終了したらこのままの流れでやっておきたいことが以下4つになります。
- プラグインのインストール
- テーマの設定
- サイトマップページの作成
- プライバシーポリシーページの作成
この4つはブログ運営を行っていく上で最低限必要なことなので最初のうちに済ませておきたいところです。
1:必要最低限のプラグインをインストールする
プラグインとはWordPressでのブログ運営をより円滑に行っていくためのアプリのようなものです。
セキュリティ対策やブログのバックアップ、 SEO対策などブログを書いていくにあたり必要不可欠なツールがいくつかあるので是非導入していきましょう。
プラグインの導入は以下記事にまとめてあります!
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【最低限で便利】WordPressおすすめプラグイン6選の紹介【入れすぎ注意です】
続きを見る
2:テーマを設定する
WordPressブログは基本的に「テーマ」と呼ばれるサイトをデザインするための設定が必要です。
WordPress以外の「はてなブログ」や「amebaブログ」といったブログは最初からデザインが用意されているのでいきなり記事を書けたりしますが、WordPressはデザインも自分で用意しないといけません。
逆にいえば、デザインで他のブログと差別化することもできます!
テーマは大きく分けて、
- 無料テーマ
- 有料テーマ
上記のように2種類あり、端的にいうと「有料テーマ」をお勧めします。
ブログで稼いでいきたい・ブログを資産化したいといった目的でブログ運営を行っていきたい方は有料テーマで記事を書いていくことをお勧めします。
どのテーマにしようか迷っている方は下記記事を参考にしていただければ幸いです。
【記事準備中です。申し訳ございませんm(_ _)m】
3:サイトマップページの作成
『サイトマップ』とは、そのサイトのインターネット上での地図みたいなものです。
サイトマップを作る理由としては、検索エンジン(Googleなど)に正しくコンテンツを認識してもらうことや実際のユーザー(読者)に分かりやすくサイト構成を伝えるために作ります。
Googleアドセンスの合格にも関わってきますのでできるなら作っておきましょう。
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【WordPress】ブログのHTMLサイトマップの作り方を2パターンで解説【初心者向け】
続きを見る
4:プライバシーポリシーページの作成
ブログに限らず、インターネット上のサイトには必ず『プライバシーポリシー』というページがあります。
このページを設置しておくだけで自分の権利や利益を守ることだけでなく、第三者へ侵害を与えることを防止できます。
インターネット上でコンテンツを発信する上では欠かせないページになりますので必ず設置しておきましょう!
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【雛形あり】ブログのプライバシーポリシーの書き方を紹介
続きを見る
ブログの初期設定まとめ
いかがでしたでしょうか!
WordPressでブログを開設したはいいけど、何から手を付けていいか分からない方はある程度ブログを始めていく作業の流れが理解できたと思います。
この記事を参考にブログを書いていくためのスタートダッシュを切っていきましょう!
- 一般設定
- 投稿設定
- 表示設定
- ディスカッション設定
- メディア設定
- パーマリンク設定